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#213: MIDI データもバージョン管理
Date: 2003/03/14 12:10:48 Fri Author: GOO (tnet0077)
Child Article: #230: MIDI データもバージョン管理

最近 Subversion と言うバージョン管理ソフトを使い始めています。
http://subversion.tigris.org/
CVS の置き換えを考えているプロジェクトのようで、データはすべて
db4 のデータベース内に収められます。CVS と違うところは

・ツリー単位でのリビジョンを取るためタグが必要なくなった
・RCS ファイルを用いないため、ファイル名変更やディレクトリも
 バージョン管理の対象にできるようになった
・バイナリの差分も取るようになっている

他にもありますが、とりあえずバイナリデータのバージョン管理に
関係する部分はこんなところです。と言うことで、シーケンスソフトの
専用ファイルと SMF データ等のオリジナルデータが入っているディレクトリを
バージョン管理してみようと思ってテスト中です。

win で使用する場合 file sharing のところで windows 用の
インストーラパッケージがあるのでそれを利用するのが簡単です。
基本的にまだコマンドラインでしかいじれませんが...
path は通してくれますが、エディタを必要とするので、
環境変数 SVN_EDITOR に notepad でも設定しておきましょう。

CVS で慣れている人は簡単に移行できると思います。
コマンドの一通りの説明がここにあります。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/webdav/webdav03c.html

まずはローカルのリポジトリルートを作ります。

svnadmin create c:\svnroot

そしたらあとは import co ci add delete move 等で普通に管理できます。
move は CVS にはないものですが...

リポジトリの指定ですが、URI 表記になっていて Apache2 で
リポジトリが提供されている場合は普通に URL で普通に指定すれば
良いんですけど win でローカルの場合はこんな風に書かないといけません。

svn import file:///c:/svnroot c:\test

URI 以外は \ でも / でも大丈夫です。

とりあえず今のところ普通にバージョン管理できています。
過去のバージョンを取り出したり変更を取り消したり
バージョン管理するファイルの追加とかが普段の作業ですね。

まだ日本語のファイル名やログが通らないのが難点ですが、
iconv との統合が図られていて内部は unicode で統一されているので
いずれ CVS よりも日本語のことを気にしないで済む環境になるはずです。
それと GUI クライアントが出てきてくれれば... と言うところですね。
RapidSVN と言うものがありますが、まだ alpha バージョンで
使ってみたところ ci ができなかったりで使える状況じゃなかったです...

プログラミング環境に限定しているように見えたバージョン管理ですが、
もっといろんな場面で使っていいんじゃないかなと思います。
GOO
E-Mail: goo_n@hotmail.com

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